聖書から

　聖書の十戒の第十戎は、「あなたは隣人の家をむさぼってはならない。」、です。

　「むさぼる」とは、限度以上に欲しがる、欲張るということです。いわば、「侵犯」
するということです。

　ここには続いて、「隣人の妻、しもべ、はしため、牛、ろば、またすべて隣人のもの
をむさぼってはならない。」、と書かれています。
　
　つまり、限度を越えて不当に欲しがってはならない、侵犯してはならないものは、
隣人の家であり、そこにいる人であり、家畜であり、またすべての隣人の所有する
ものであるとされています。

　人の人格とは、その人の人体をはじめとする所有のすべてを含めた全体を包括し
ています。

　神が与えて下さった自由によって、人がその自由を限度を越えて濫用して、隣人
の所有するものを、その隣人の人格を、侵してはならないと神は戒めておられるの
です。
　
　では、また。